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活動テーマ

令和5年度活動テーマ: 聞く、出遇う

 今年は、『宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要』が2期30日に亘り厳修されました。慶讃法要の表白で御門首は、「流転する身を、仏は『汝、凡夫よ』と言い当ててくださいます。宗祖はその仏の呼び掛けに出遇い、愚禿の身に帰られました。この宗祖の歩みにこそ、争いと分断を超えてゆく道があります。」と、そしてその道を「愚の大地にしっかりと足をつけて生き、仏に成る道をゆくこと。」と仰いました。

 真宗大谷派は、この宗祖聖人のみ教えを臆念しつつ、同朋社会の実現を期して同朋会運動の推進を、そのいのちとしてきました。ところが、昨今の新型コロナ感染症拡大への対策によって、これまでに築かれてきた聞法の様々な機縁や場が失われてしまいました。

 しかし、このような惨状に直面したからこそ、対面で語り合うことの重要性を再確認すると共に、今改めて同朋会運動の精神に回帰して、そこから再出発する機会に恵まれたわけです。先ずは身近な所から、朝夕の正信偈、お内仏のお荘厳やお給仕を糸口として、いわれを聞いて足元を見直し、また、あらゆる聞法の集いで「仏法に出遇う」「本当のわたくしを賜る」ことを願っております。

 この度の慶讃法要を新たな出発点として、私達一人ひとりの内なる立教開宗に向けての聴聞が肝要と存じます。それは取りも直さず、同朋会運動の目的である「信心の確立」あるいは「自らの上に教法を聞き開く」ということに他なりません。
 今年度の20組の取り組みが、私たちの自己の立教開宗の縁となるよう念じております。

教化活動の重点施策

  1. 正信偈とお内仏を糸口に聞法の集い(暁天講座、研修会など)

  2. 住職寺族研修会の充実(共有課題の再確認と研修の集い)

  3. 対面で語り合い聞き合うこころみ(門徒研修会、同朋の会など)

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